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“GIN”にまつわる自由な妄想 -前篇-

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ボタニカルジンの愉しみ方

アマナの個性あふれるクリエイターたちが、私的な興味や関心ごとを自己のフィルターを通して発信。第1回はフォトグラファー菅野桂子。フードクリエイターとタッグを組み、ジンの独特な味と香りを堪能するカクテル・レシピを提案し、その世界観を撮り下ろす。ビジュアルを通して彼女が妄想するボタニカルジンの愉しみ方とは――。

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フレグランスのように香り立つボトルに魅かれて手にしたのは、「アイル・オブ・ハリス・ジン」。スコットランドのハリス島で生産されているボタニカルジンだ。
菅野は、繊細で美しい流れを纏ったガラスの瓶と、ジンのしなやかで瑞々しい香りを、ニュアンスのある鮮やかな空とそれを写し込む水面で表現する。

 

ハリス島の風景

高級生地ハリス・ツイードの産地として知られるハリス島は、スコットランドの北西部に位置する離島。昔のままの岩山がそびえ、古城が眠り、美しい白砂の海岸が広がるこの島は、時を止めたような穏やかさに包まれている。その風景に「アイル・オブ・ハリス・ジン」のボトルを重ねると、さざ波がデザインされていることにと気づく。

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「アイル・オブ・ハリス・ジン」に使われているボタニカルは9種類。ジュニパーベリー、ビターオレンジ、シナモン、リコリス、コリアンダー、アンジェリカ・ルート、オリス・ルート、クベバペッパー、そしてキーとなるシュガーケルプと呼ばれる昆布だ。ハリス島の沿岸で収穫されたシュガーケルプが、海の香りで全体のふくよかさを演出している。

菅野桂子の妄想

ショットバーでアルバイトをして、ボトルの形や質感も含めてお酒が好きになった。たびたび一人でバーに行くという菅野桂子は、真摯で丁寧な視点で被写体を切り取ることが得意。“ジャケ買い”したボタニカルジンをどう愉しもうかと妄想をめぐらせる。最近は物撮りをメインに、化粧品を取り巻くシズルの撮影も多い彼女がたどりついたのは、味はもちろん見た目にも完璧なジン・カクテル。
せわしなく過ぎゆく日々の中にも、凛と佇む理想の女性像を重ねて、フルーティで少しだけフェミニンな空間を脳裏に映す。

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妄想カクテルN°1

妄想カクテル・レシピの考案をしてくれたのは、フード・コーディネーターの小川雅代(hue and所属)。美術大学出身の彼女は、食材の色と形で食卓をデザインし、ビジュアルと共にさまざまなレシピを世に生み出している。
 
妄想カクテルN°1
溢れる果実感の合間に、瑞々しいジンの香りが駆け抜ける――。
 
【材料】
ハリスジン 50ml
ルビーグレープフルーツ果汁 20ml
グレナデンシロップ 5ml
トニックウォーター 適量
 
【作り方】
1、グラスに氷を入れ、ハリスジン、ルビーグレープフルーツ果汁、グレナデンシップ加え、混ぜる。
2、トニックウォーターを加え、軽く合わせる。

 

妄想クリエイターたちのご紹介

フォトグラファーの撮り下ろしビジュアルは、まさに光る原石。それを丁寧に磨き上げるように、レタッチャーのカワノミオが菅野の作り上げる世界を一つひとつ読み解きながら的確に仕上げてくれた。


最後に、このジン・カクテルをより深く味わうために、アシスタントフォトグラファーの渡邉光平が、曲を選ぶ。アシスタントの傍ら、音楽活動を続ける多才なクリエイターの卵だ。
 

しばらくこのまま、妄想に浸りながら海の記憶を味わいたい。




<協力>
スコッチモルト販売株式会社
Website : http://scotch-malt.co.jp
Saketry : http://www.saketry.com/

hue and
食にまつわるビジネスシーンの様々なリクエストにフードコンシェルジュがお応えいたします。
Website :https://hue-hue.com/and/
フードコンシェルジュ 森河奈美江

Photographer

菅野 桂子Keiko Kanno

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カワノミオMio Kawano

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