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CAMERA! CAMERA! CAMERA! / 愛用カメラと作品、シンプルにその話 vol.1

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フォトグラファーがカメラを語る、シンプルなれど奥深い連載コラムがスタート。 第一回目は、沖縄出身のフォトグラファー宇禄が4台を厳選し作品とともに解説します。

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「作品で煮詰まったらカメラを変えたらいい」みたいなことを荒木 経惟さんがコメントしている記事を読んだことがあり、なるほどと思った記憶があります。今、自分が幅広い分野での撮影に対応できているのは、いろいろなカメラを手にして、さまざまな表現を体験できているからかもしれません。


 

01. フィールドカメラの最高峰 in『押入れ』

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「かさね」 by 宇禄

→ 「Linhof Technika

学生の時からの憧れだった4 x 5フィルムカメラ。折りたためるので風景用などでよく使われていますが、私はもっぱら長時間露光の撮影用として愛用しています。






デジカメでは今の技術をもっても、数時間の露光が限界。自宅の押入れを改造して、1週間くらいかけて『植物』のうつろいをこのフィルムカメラで焼き付けています。





 

02. Saul Leiter ソール・ライターに影響されて

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「赤い靴」 by 宇禄         


→ 「Panasonic LUMIX DC-FZ1000 II

コンデジで広角から超望遠まで、ZOOMの桁が違う。遠くから瞬時にいろいろ切り撮りたいシチュエーションで使用しています。



あと、「ソール・ライター」がLUMIXで撮影していたというのも、最初に興味を持ったきっかけです。はい、ミーハーなんです。





 

03. ホントの意味で、100%の光と色をキャプチャー

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→「シグマ DP2 merrill

コンパクトなのに、中判並みの解像度で撮れる。バッテリーの消耗は激しいし、ピントの合う速度も、メモリへの書き込み速度も遅い。はっきり言って割と扱いにくい。でもハマるとすごくいいパフォーマンスをするカメラです。



FOVEONセンサーだと、やっぱりディティールの再現度と色乗りがとてもリッチ。白から黒にかけての階調がキレイに表現できるのでモノクロ写真や、風景を撮るときはこのカメラを使います。冒頭の荒木 経惟さんの言葉のように、自分の写真を変えたいと思っていた時期に購入したカメラでもあります。

フルサイズの新しいセンサーを搭載したモデルが近々発売予定。心待ちにしています。





 

04. ガシャガシャ使えて、視界と可能性ひろがる。

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大潮の夜に海に潜って撮影

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雨粒を撮った作品   


 

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全く自分の意図しない写真が撮れるのも、水中写真の魅力


→ 「LEICA X-U Typ 113

完全に遊び目的で、小銭貯金がちょうどいっぱいになったタイミングで手に入れました。APS-Cサイズセンサー搭載で防水・衝撃・防塵なプロユースのカメラ。ハウジングなしでそのまま水中へドボン、水洗いも可能なのでものすごくストレスフリー。



フィールドが変われば撮るものも変わるもの。沖縄に帰省するたび、毎年水中写真を撮っています。

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私にとって「撮ること」はずうっと日常で、作品制作欲は本当につきません。
カメラはあくまでそれらを表現する道具ではありますが、やっぱり大好きで、カメラ欲もつきません。


文/写真: 宇禄


1981年  沖縄県生まれ。
2002年 (株)アマナ入社。2017年「写真」の力を世の中に発信するクリエイティブブランド“NAGAYA”として活動開始。
2009年「広告電通賞/セールスプロモーション広告電通賞(第一部門最優秀賞)」のほか、様々な広告賞を受賞。

Photographer

宇禄Uroku

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