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2023 NEW CREATOR's FILE 03

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Photographer 瀬沼苑子

2023年4月、amana visualではクリエイター4名が新たな門出を迎えました。
特集記事第3弾では、フォトグラファーとして活動を始めた瀬沼苑子の作品を紹介します。
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Photographyer 瀬沼苑子 Sonoko Senuma

暮らしの中に佇む人物や物を、その空気感と共に切り取る「人と共存する写真」。
心にすっと溶け込むような、清潔感と透明感が備わった雰囲気を情緒的に描く。

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純粋に『キレイだ』と思える作品を撮りたい

小さい頃からピアノを習い、音楽を専攻していた高校の卒論の資料集めで『物語のある広告コピー』(パイインターナショナル)という本に出合う。そこに掲載されていたフォトグラファーの瀧本幹也さんが撮影した深津絵里さんのポスターをみて、映画のワンシーンのようにキャッチコピーと写真、デザインが広告として一つに集約されている様に興味を持ち自分もこういった表現がしてみたいと高校3年生の夏にシフトチェンジ。東京工芸大学の写真学科に進み、広告写真を学んだ。

フォトグラファーとしてデビューするために不可欠な自身のアイデンティティや表現・トーンを模索しながら、人物でも物でも純粋に自分が「キレイだ」と思える感覚を大切に培ってきた。一般人の何気ない表情や、生活の一部を切り取ったような瞬間を魅力的に表現する。

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SNSが主流になっている今、瀬沼はマス広告だけでなくSNSでの発信も視野に入れ、暮らしの中で自然と出会うビジュアルとして好きになってもらえる写真を撮っていきたいと考えている。

瀬沼「自分の写真が世の中に発信され、写真を介して誰かがモノを買ったり何かを感じたり、そうやって人の手に届くのが広告の魅力。今、私は26歳ですが、自分に近い世代の人たちにビジュアルで『いい』と思ってもらえたうえで、商品に興味を持つきっかけとして繋がれると嬉しいです。そのためには、人に寄り添うようなライフスタイルを映し出す写真を撮り続けたいと思います」

また、ムービーの撮影も積極的に行い、スチルで培った表現力を糧にカメラを回している。
サキマチダさんの『運命』。第1弾から第3弾まで、撮影はすべて瀬沼が行い、楽曲の雰囲気に合わせて暗い森の印象を描いた。

瀬沼「これからは、ナチュラル系ブランドの化粧品や雑貨の撮影を手がけたいと思っています。あとは、商品を開発して立ち上げたばかりのブランドの新しいビジュアルを作る案件とか。新しい商品を立ち上げ、そのブランディングにビジュアル表現の観点から、クライアントと一緒に関わりたいです。自分のビジュアルをきっかけに新しい商品を手に取ってもらえるようになったらうれしいです。」

日常的なシーンの中にある、何気ない表情を魅力的に映し出す。
暮らしの中に息づくストーリーを美しく表現していきたい。



お仕事のご依頼をお待ちしております。

瀬沼 苑子Sonoko Senuma

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