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THE SERIES vol.2 #離れていても濃厚接触

:

クリエイター独自の視点で切り撮られるビジュアル”シリーズ” Ph 中村理生 「zoomgraphy編」


実際に対面し、お互いの呼吸を読みながらシャッターを切る。

そんな日常が遠のいてしまった今だからこそできる、フォトグラファー中村理生による"zoom"とテキストを用いたある種修行の様な、全く新しい写真表現の取り組みの記録。

 
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#離れていても濃厚接触 vol.16
「超サイヤ人」

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空に線を引く飛行機雲。
否、あれはフリーザの来襲。
2020年東京、
彼が携えているのはWHEYのprotein。
否、あれは魔風波を完遂するための容器である。
低くなった夕陽が差し込み、
部屋を黄色く染めていた。
美しさに、
俺は夢中になって、何度もscreenshotをした。
誤り気がついたのは、全てを終えた後だった。
黄色の部屋は夕陽では無く、彼の闘気(オーラ)が充満していたのだ。
まるで太陽の様に。
Thank you my friends…………

ph: @umeboooze
応援: @riunakamura0815


 
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#離れていても濃厚接触 vol.22
「Raindrops takes us to the gallery」

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#離れていても濃厚接触 vol.39
「HAPPY END」


 
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#離れていても濃厚接触 vol.32
「moiの逃避行」

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瞬きの間に、増殖するmoi。
moiは微生物の集合体だ。
日の出と共に、3密を避けた河川敷で
久し振りに太陽光を浴びたmoiは
活発に活動を始める。
そんなmoiを捕らえるために
俺は夢中になって、何度もscreenshotをした。
その時の写真に
moiによってアニメーションが施されたものが
こちらになります!
Thank you my friends…………

ph: @moi.yama
応援: @riunakamura0815


 
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#離れていても濃厚接触 vol.30
「Dreamers High」

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#離れていても濃厚接触 vol.40
「POWER SPOT」


 
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#離れていても濃厚接触 vol.46
「懐かしい庭」
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移ろいやすい天候の街で
彼女はアパートの外に出た。
駐輪場のある中庭。
曇り空の下、鬱蒼と佇む
何故だか懐かしい庭。
強烈に自分も、そこにいるような気がして
夢中になって、何度もscreenshotをした。
俺の記憶の何処かに強く刷り込まれ、
いつか突然に、
まるで自分が体感した鮮度を持ちながら
この庭は現れるだろう。
Thank you my friends…………

ph: @asukax0x
応援: @riunakamura0815


 
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#離れていても濃厚接触 vol.36
「飛・び・た・い」

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#離れていても濃厚接触 vol.23
「STAY GOLD」



 

2020年に生きる、今の僕たちの確認作業

#離れていても濃厚接触 とは、
物理的に純然たるsocial distanceを取りつつ、スマホを利用したonlineでの濃厚接触を図り、図々しくも被写体にself portraitを撮ってもらうseriesである。

2020年の4月、何ができるのかを考えることもせずに怠慢に過ごしていると、先輩からの叱咤激励。一念発起して、この#離れていても濃厚接触 をやる事を決意。僕が今世界を変えることは出来ないが、周りの友達を楽しませることなら出来るのではないか?というMindに至る。

こうして友達の安否確認の為のサツアイ(挨拶)周りを始めることにした。

zoomで40分、カメラアプリを画面共有して写真を撮ってもらった。撮ってもらう、というのが凄い。様々な機種、方法で四苦八苦、セルフポートレートをしてもらう。99.9%、被写体の努力の賜物だ。僕は只管に指示を出すだけである。そんな努力を他所に、指をしゃぶしゃぶしてただ眺めているわけには行かないので、手持ち無沙汰にscreenshotをしていた。それが何ともいいのである。2つの答案を見せ合っているみたいでなんとも面白い。勿論僕が指示してはいる訳ではあるが、試行錯誤の皆様の拙いコンポジションは(大変失礼である)、何だか学生の頃の衝動で撮っていたあの頃のようである。

拙いが、それが故真っ直ぐな写真。セルフという羞恥さで、独特な空気が生まれるのも最高だと思う。これらの写真は毎回、産まれたての赤ん坊のように無垢だ。腹を痛めて撮っていただいた写真は、とても重みのある素材である。感謝は絶えない。僕は出しうる限り全ての愛情を注いでレタッチする。それでも足りない。

求められてもいないのに、途中からポエムまで送ることにした。
 
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写真は自由だ。
ピンホールだって、湿板だって、8×10だって、デジタルだって、何でも写真だ。写真の記録性は全ての媒体に等しく存在している。その優劣は、鑑賞者の裁量である。期間中、自分にとって写真とは何かを改めて考えた。考えてしまうのに十分すぎる時間があった。自分にとってカメラは、他者とコミュニケーションを図る為の手段としての役割が大きい。そして写真や映像を残し、世界に発信する事が今の僕の生きている価値であると考える。故に比較的、スマホで撮影する先入観は少なかった。
(そのPassionに至るまで様々な事があったが、酒と時間が十二分に必要になるので割愛する。)

この#離れていても濃厚接触 は2020年の僕らと僕らの友達の確認作業だ。機材も気にしない。シャッターも切らない。あるのは僕らのコミュニケーションだけのプライベートな作品である。

これを皆様はどう感じるのだろうか?不安で夜も眠れない。が、興奮は今でも冷めやらないのである。


中村理生


 

Photographer

中村 理生Riu Nakamura

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